ふと鏡を見たとき、目尻の小ジワに気づく。笑った顔が戻らない感じがする。そんな瞬間、ありませんか。
40代を過ぎたあたりから、こんな声をよく聞きます。
笑ったあとのシワが、なかなか消えなくなった
ファンデーションが目尻のシワに入り込んでしまう
写真を見て「こんなに線が出てたんだ」と驚いた
アイクリームを塗っても、いまいち変化を感じない
目尻のシワは、気になりだしたら止まらない。毎朝、鏡の前で気が重くなる方も多いです。
でも「年だから仕方ない」と諦める前に、知っておいてほしいことがあります。
なぜ目尻にシワができるのでしょうか
「乾燥が原因でしょ?」と思われがちです。もちろん、乾燥も大きな要因のひとつです。ただ、僕はそれだけではないと考えています。
目尻のシワには、いくつかの原因が絡んでいます。
①目のまわりの筋肉のこわばり目のまわりには「眼輪筋」という筋肉があります。まばたきや表情をつくるときに使う筋肉です。
この筋肉が疲れて硬くなると、皮膚が引っ張られたまま戻りにくくなります。これがシワの「クセ」として残りやすいのです。
②側頭部の筋肉の緊張こめかみのあたりにある筋肉を「側頭筋」と言います。ここが硬くなると、目尻の皮膚が外側に引っ張られます。
食いしばりや歯ぎしりの癖がある方は、この筋肉がカチカチになっていることが多いです。僕は施術のたびに、その硬さを確認しています。
③血流やリンパの滞り目のまわりの巡りが悪くなると、肌のハリを保つ力が落ちやすくなります。くすみやクマと一緒にシワが目立ってくるのは、このためだと考えています。
つまり、目尻のシワは「肌の問題」だけではなく、筋肉や巡りも関わっていることが多いのです。
ご自宅でできるケアはありますか
もちろんあります。毎日のちょっとした習慣で、変わることがあります。僕がおすすめしているセルフケアを3つご紹介します。
【1】こめかみ回しほぐし
こめかみに指の腹を当てます。ゆっくり円を描くように、10回まわしてください。力は入れすぎず「気持ちいい」くらいが目安です。
食いしばりの癖がある方は、朝と夜の2回やってみてください。側頭筋がゆるむと、目尻のつっぱりが和らぎます。
【2】眼輪筋のやさしいストレッチ
目をギュッと閉じて、5秒キープ。そのあと、パッと大きく開けます。これを5回くり返すだけで大丈夫です。
筋肉の緊張と弛緩を繰り返すことで、目のまわりの血流が良くなりやすいです。スマホやパソコンの合間にやるのがおすすめです。
【3】蒸しタオルで目元を温める
濡らしたタオルをレンジで30秒ほど温めます。目の上にのせて、1〜2分ほどリラックスしてください。巡りが良くなると、肌がふっくらしやすくなります。
どのケアも、やってみて合わないと感じたら、やめていただいて構いません。まずは一番やりやすいものから試してみてください。
続けている方の中には、ご主人から「なんか顔の感じが柔らかくなったね」と言われた方もいらっしゃいます。
セルフケアだけでは物足りないと感じたら
ご自身でケアを続けても、「もう少しなんとかしたい」と思うことはありませんか。
僕は美容の施術で、筋肉の深い部分にアプローチしています。セルフケアでは届きにくい層に働きかけることで、変化を感じていただける方が多いです。
特に目尻のシワが気になる方には、眼輪筋と側頭筋の状態を丁寧に確認しています。食いしばりや顎関節の癖が絡んでいることもあり、お顔全体のバランスを見ながら施術しています。
「こんな悩みで行ってもいいのかな」と迷われる方もいらっしゃいますが、目尻のシワだけのご相談でもまったく問題ありません。
まずは一度、お話を聞かせてください。お顔の状態を見て、合ったケアをお伝えします。

